しましま曜日

秋のロードショーの大本命と目されていた映画
「猿の惑星　創世記」がついに公開され、下馬評通りのロケット
スタートを切りました。

今月8日、９日の全国映画動員ランキングの結果によると、
『猿の惑星：創世記（ジェネシス）』は土日の2日間で動員が
31万8283人、興行収入が4億388万4300円という大ヒットを
飛ばしています。2位以下に大差をつけて1位を獲得し、
最終的な興行収入も30億円に達するのではないかという声が
早くも聞かれるほどです。

この映画の元ネタはもちろん、SF史上に輝く名作『猿の惑星』
で、新作として上映された今回は、元ネタとなった1968年の
オリジナル作品の謎に迫る内容が描かれています。

映画の舞台は現代の米サンフランシスコで、遺伝子工学の
実験により驚異的に知能が発達した1匹の猿が、人間に対して
反乱を起こすまでの経緯が描かれています。全国626の
スクリーンで公開中で、世界的にもすでに4億ドルを超える
興収を得ています。歴代シリーズナンバー1のヒット作と
いえる成績で、全米では8月5日の公開から2週連続1位を記録
しました。

日本での公開は世界で最も遅くなりましたが、高度な知能を
持つ猿に人間が支配されるというシチュエーションと衝撃的な
ラストシーンが語り継がれる第1作の認知度の高さ、さらに
映画『アバター』を生み出したスタジオ・WETAの革新的な
映像技術による猿たちのビジュアルのインパクトが功を奏し、
大ヒットにつながりました。メディアへのトータル露出は
2000以上にものぼり、力の入れ具合も並ではなかったようです。